ボトムアップ組織とは
よく聞く言葉ですね。反対はトップダウン。 本当のボトムアップ組織とは何でしょう?
仕事の捉え方がかわる
仕事の仕方が違う? トップダウンなら、業務内容が上からおりてくる。メンバーは上司の言うことに従いそれをこなす。要はHowまで管理されている状態。ボトムアップなら、目的やミッションを渡され、自ら考え結果を追いかける。Howは任されている状態。
そうなっていれば、メンバーは自由に考え結果にも責任をもち頑張れるだろう。 トップダウンならやることが仕事なので、結果に責任を感じにくい。
これはよく聞きますね。
メンバーに諦めさせてはいけない、常に期待させる
本当のボトムアップ組織は、更にメンバーが上司に意見を言える組織じゃないかと思う。 そうでない組織はきっと見えない力が働いている。
- 言っても聞いてもらえない
- 言っても変わらない
- 言ってもごまかされる
- 言っても言い負かされる
などなど諦めや恐れがある。それじゃあ、Howは任されても、それ以上大きな変化は生まれない。 いい上司はメンバーから意見をたくさんもらえる上司、更に、いい会社は経営幹部も役員など上層部に遠慮なく意見を言える組織。
意見のパワーが常に上から抑えられるのではなく、下から突き上げられる状態。そんな会社は社員も幹部もどんどん役員のレベルを超えて会社全体が成長するのではないか。
人は楽な方に流れるもの
人間出来ること、わかる範囲に対してコミットすることは容易いので、どうしても、メンバーが劣っているところに目が行き、指摘してしまう。それは簡単なことだから、自分が解決できそうだから。そういうループが押さえつけの一つの力学になっていると思う。
上司が成長しないで、チャレンジしないで、メンバーは成長、チャレンジできるだろうか? そう考えれば、上司はもっと自分がチャレンジし、成長できる事。つまり今の自分ではできないことと向き合う努力をすべき。 メンバーを信じ、任せ、彼らにも同じように機会を作りたい。
マネジメントとしての仕事
とはいっても、なんでも自由ではいけない、視座や能力、価値観、人間性によりわがままが許される組織ではいけない。 その中で大事にしないといけないマネジメントとしての仕事は、その会社としての価値観、人間性を伝え続けることではないだろうか?
後は、メンバーを心の底から信じ、期待し、そんな素晴らしい彼らが生み出す価値を最大化する土壌を整えることだろうか。
こんな綺麗事のように思える組織があると、実現できると信じたい。